イナバ物置工場・富岡製糸場見学会

『イナバ物置・富岡製糸場 見学会』に行ってきました。


2月2日(木)、
建築士会上越支部会員26名にて、
群馬県富岡市へ見学会に行ってきました。
見学場所は二ヶ所で、
イナバ物置で知られる株式会社稲葉製作所 富岡工場と、
歴史的建造物で世界遺産登録された富岡製糸場を見学してきました。
この見学会は、
稲葉製作所では最新の設備と生産効率を供えた現代の工場を、
富岡製糸場では明治時代の生産工場を見学するという、
新旧二つの工場の見学でした。

直江津駅前を6:30に出発したバスは、
高田駅前、あらい道の駅で見学者を乗せ、
一路富岡市へと出発しました。
前日からの強風と、
山間部の降雪にバスの運行が心配でしたが、
無事に若干予定時間より早く最初の見学地となる、
稲葉製作所富岡工場に到着しました。


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01 : 〔稲葉製作所富岡工場・正門と事務所棟〕

最初の見学先の稲葉製作所富岡工場は、
群馬県富岡市の西部に位置し、
上信越自動車道の下仁田インターから北北西約2キロの高台に位置し、
広大な敷地にゆとりある内外の空間を有する工場と、
メガソーラー発電が建設されていました。

工場は平成28年3月に新設されましたが、
工場建設に先立ちメガソーラー発電が建設され、
平成25年4月に発電を開始しています。
工場が建設される前にソーラー発電システムを建設するという、
建設の経緯を聞き、
同社の環境に対する姿勢がや取り組みを感じ取る事が出来ました。


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02 : 〔稲葉製作所富岡工場・工場棟〕

富岡工場では、
主にガレージ棟の大型の物置が生産されています。
製品の生産の主力は、
数多くの行程において工業用ロボットによる自動化を図っており、
生産効率の高い広大な工場内で働く従業員はわずか60名です。
原材料の鋼板がコイルの状態からラインに機械で乗せられると、
加工から仕上げとなる塗装工程を経て、
出荷するための梱包まで、
工場内で一度も止まることなく生産されるという、
正に現代のける最新設備を有する工場でした。


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03 : 〔稲葉製作所富岡工場・会議室〕

見学に先立ち
同社製作のオフィス家具が整えられた立派な会議室にて、
ビデオやパワーポイントを使っての
事業内容や、工場、オフィス製品の説明を受けました。

一通りの説明を受けた後工場見学をしました。
先の説明通り、
生産自動化のための生産ロボットと
様々な加工機械が効率よく配置されています。
自動化を踏まえて建設された新工場は、
完全な自動化ではなく、
一部人間の手によるラインでの生産も行われていました。
新たな製品の試作加工をする為にも、
人の手による加工技術を絶やすことは出来ないということでしょうか。
それでも生産効率は自動化の方が上で、
昼の12時を過ぎて人間が昼休みに入り、
節電のため照明も消された無人の工場中では、
24時間稼働するロボットの生産ラインは止まることなく稼働していました。

残念ながら工場内は撮影禁止のため、
工場内および見学の様子をお見せすることは出来ません。


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04 : 〔稲葉製作所富岡工場・記念写真〕

一旦、会議室に戻り、
主力製品となる物置の説明や新たな製品の展開などの説明を受けた後、
再び工場内にある展示場に戻り、
実際の製品を見ながら説明を受けました。

イナバの物置というえば、
「100人のっても大丈夫」という皆様ご存じのテレビCM、
最後にそれと同じ記念写真を撮影していだきました。
残念ながら当日の参加者は26人と、
謳い文句の約4分の1の人数でしたが、
物置の強度は当然のことながら問題ありませんでた。

稲葉製作所の見学会に担当していただいた社員の皆様、
我々のためにしっかりと準備して頂き、
丁寧な説明をして頂きありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。

今回お世話になった稲葉製作所様のホームページは、
下記のアドレスからご覧頂けます。
http://www.inaba-ss.co.jp/index.html


   *


稲葉製作所富岡工場の見学を終え、
次の見学場所富岡製糸場に移動します。
稲葉製作所富岡工場からはバスで約20分という、
ほど近い場所にあります。


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05 : 〔富岡製糸場・正門から見る西置繭所〕

富岡製糸場は、
群馬県富岡に設立された日本初の本格的な器械製糸の工場である。
1872年(明治5年)の改行当時の繰糸所、繭倉庫などが現存している。
日本の近代化だけでなく、絹産業の技術革新・交流などにも大きく貢献した工場であり、
敷地を含む全体が国の史跡に指定されている。
また、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の鋼製資産として、
2014年6月21日の第38回世界遺産委員会(ドーハ)で正式登録された。
(ウィキペディアから引用)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B2%A1%E8%A3%BD%E7%B3%B8%E5%A0%B4

富岡製糸場についての詳しい情報については、
下記の「富岡市観光ホームページ」をご覧下さい。
http://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk-mill/visit/


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06 : 〔富岡製糸場・西置繭所〕


ツアーガイドによる説明を受けながら見学しました。
稲葉製作所の工場見学時も、
工場の騒音で説明が聞き取り易くするために、
イヤホンレシーバを使いましたが、
こちらでもイヤホンレシーバを使っての説明で、
大変聞き取り易く説明を受けることができました。
これまでこうした場所でガイドは、
ハンドマイクを使う事が多いのですが、
いくつかの団体が前後して説明を受けるので、
ガイドの説明が混同すること無く、
拝観者がガイドの周囲のどの方向にも居ても聞き易く、
説明を聞き漏らすことなく、
良いシステムだと思いました。


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07 : 〔富岡製糸場・繰糸所〕


ガイドさんの手慣れた説明により、
丁寧かつ詳細な説明を聞きつつ、
見学はスムーズに進みます。
資料を手にしての個々の見学では知り得ることのない、
貴重な説明や当時の裏事情などを知ることも出来ました。

ガイドさんが説明する内容には、
建物についての説明も多いのですが、
ガイドする一行が建築士ということで、
担当してくださったガイドさんは大変緊張され、
とてもやりにくかった最後に仰っていました。

富岡製糸場では、
個々が自由に見学する時間がほとんど無く、
ツアーガイドの後は少々急ぎ足でお土産などを買った後、
バスに乗り込み予定された時間に帰路に着きました。
バスは程なく群馬県から長野県へと進みます。
しばらくは快晴で青い空が広り、
しばらく雪のことなど忘れていましたが、
次第に車窓に目にする雪の量が増えてくると、
故郷上越の天気が気になってきます。
幸いバスが新潟県に入っても雪は降って居らず、
路面も乾いていましたが、
長野県と新潟県の県境を跨ぐ頃には日も暮れ、
深い雪に埋もれた景色を見るに付け、
地元に帰ってきたという実感が湧いてきます。
日本海側と太平洋側の天候と風景の違いを思い知らされると共に、
新旧の工場を対比するという目的の見学会で、
この日見てきた二つの工場の姿が重なりました。


   *


無事にバスは上越に着きました。
あらい道の駅、高田駅前と、
朝とは反対の順に停車し、
数人が降車されました。

今回の見学会では、
出来れば若い会員の方から多く参加していただき、
広い年齢層の会員の交流を図る場とするため、
上越に戻った後に懇親会を設けていました。
結果的に見学会には若い会員の方の出席が少なく、
この成果を得る事は出来ませんでしたが、
いつもと変わらぬ見知った顔ぶれによる懇親会にも関わらず、
内容の濃い見学会の余韻もあり、
懇親会はいつも以上に熱く、
賑やかに繰り広げられたのでありました。


〔発信者:総務広報委員会 M.N〕

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